AWS CLIで『aws configure』コマンド設定をリセットする方法についてです。
AWS CLIは、とても便利なツールです。利用するのにアクセスキーやシークレットキーなどの設定が必要で、『aws configure』コマンドから設定を行います。
登録したアクセスキー等を変更したい場合も、『aws configure』コマンドから上書きすることが可能です。
ですが、この設定を全てリセットしたい場合もあるかと思います。
上書きするためにコマンド実行した場合、既に登録済みの情報が一部マスクされて表示されるためです。
僕の場合、担当案件でのAWS CLI利用手順を作成しているときに、リセットしたい状況が生じました。
手順に添付するエビデンスとしてスクリーンショットを取得していたのですが、既にアクセスキーを登録済みだったため、新規登録時とは画面が異なり困りました。
そこで今回は、これを初期状態に戻す方法をご紹介します。
結論を言うと、
「.aws」フォルダを削除することで、初期状態になります。
これはWindows、Linuxともに同じでした。
Linuxにつきましては、下記のサイトが参考になりました。
画像つきで見てみましょう。
自己紹介:
この記事を書いている僕は、AWS歴2年ほど。
今までたくさんつまづいてきたので、問題解決したことを記事にしています。
Contents
『aws configure』コマンド設定をリセットする方法
設定済みの場合の出力内容
既にコマンドにてアクセスキーを設定済みの場合、上の画像のように表示されます。
登録済みの情報が一部マスクされた状態で出力されることが分かります。
『aws configure』コマンドで登録した情報の格納場所
C:\Users\Administrator\.aws
画像のとおり、上記のパスに設定情報が格納されています。
『.awsフォルダ』内の設定ファイル
『.aws』フォルダを開くと、画像のとおり2つのファイルが格納されています。
- config ・・・リージョンとアウトプット形式を保存
- credentials ・・・登録したアクセスキーIDおよびシークレットキーを保存
それぞれ上記の内容を保存しています。
ファイルを開くと、⬆のとおりです。
ファイル内に情報が記載されていますね。
『.awsフォルダ』を削除してみる
では、実際に『.aws』フォルダを削除してみましょう。
フォルダを選択し、「削除」をクリックします。
削除が完了しました。
実際にはゴミ箱に移動されただけですが、このユーザーフォルダ(Administratorなどのログインしているユーザーのフォルダ)から『.aws』フォルダがなくなれば問題ないです。
確認:初期状態の出力になる
削除したので、再度コマンドを実行してみます。
『aws configure』コマンドを実行すると、、、画像のとおり初期状態の「None」が表示されました。
お疲れさまでした。
まとめ
というわけで、今回は以上です!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
素敵なAWSライフをお楽しみください。