Linuxの学習を進めているエンジニアにおすすめな本3選【脱初心者】

海辺の砂浜で本を広げている画像

 

サーバ学習中の人

Linuxの学習をスタートして段々と感じは掴めてきたけど、より学習を加速させるためにはどの本を読んだら良い?

 

この記事で紹介する本

  • Linux教科書 LPICレベル1
  • CentOS7で作るネットワークサーバ構築ガイド
  • コマンドで覚えるLinux

 

それでは、一冊ずつ解説していきます。

Linux教科書 LPICレベル1

LPIC(エルピック)とは、Linux技術者向けに世界中で実施されている国際標準の認定資格試験のことです。この本は試験対策本ではあるものの、Linuxの基本操作に関して体系的にまとまっており、初期の学習ではかなり役立つと思います。

僕も基本的なコマンドやオプションなどをこの本で学習し、LPIC Level1を取得することができました。技術資格を持つことの意義については議論が起こりがちですが、前述のようにLPICは国際標準の認定資格でもあり取得しておいて損はないかと思います。

なお、この本だけでの試験対策では不十分なので、資格取得を目指す場合は別途Ping-tなどの問題サイトでの学習をおすすめします。

CentOS7で作るネットワークサーバ構築ガイド

この本は、かなり実践向けな内容になっており、サーバでできることの可能性を感じられるはずです。
サーバエンジニアになりたての、当時の自分がそうでした。もともと文系だったこともあり、「サーバで、しかも個人の力だけでホントにたくさんのことが出来るのだな!」と驚いたものです。

具体的には、OSS(オープンソースソフトウェア)を使ったサーバ構築ができます。CentOS7にはyumと呼ばれるパッケージ管理ソフトが入っており、これを使ってインターネット上にある種々のソフトをインストールすることで、様々なサーバを構築することが出来ます。Webサーバ、DNSサーバ、メールサーバ、プロキシサーバなどなど、この本に構築方法が記載されています。

ただし、めちゃくちゃ分厚いしけっこういい値段もするし、目次を眺めて終わると漬物石にすることも請け合いです。(書いていて耳が痛い)
それでも、しっかりインプット、アウトプットが出来た暁には、大きな力が身につくはずです。(戒めの意味も込めて)

コマンドで覚えるLinux

Linuxコマンドの使い方が綺麗にまとまっているリファレンス本です。
各Linuxコマンドの文法と、その実行例が記載されています。

この本の良いところは、大きく2点あります。
1点目は、ネットの検索で容易に出てくるような基本コマンドについてはあえて除外し、その分の紙面も他のコマンドの解説に割かれている点です。解説は非常に丁寧で分かりやすいです。
2点目は、CentOS6.x系と7.x系の違いを軸に記載しつつも、UbuntuやDebian、Fedraといった主要なディストリビューションについても言及されていることです。
学習でも業務でも役に立ってくれると思います。

今回は以上です!