どうも、だにえるです。
sleepコマンドは、指定した時間分の処理を停止(スリープ)するコマンドです。
使いどころとしては、シェルスクリプト内で他の処理の終了を待つ場合などに便利です。
フォアグラウンドで実行した場合、プロンプトが指定時間分返ってこないので、シェルが停止したような状態になります。
sleepコマンドの書式
sleepコマンドは、以下の書式で指定します。
sleep 時間[単位]
使用できる単位
sleepコマンドの単位は、以下のものを指定できます。
※単位を指定しない場合は、秒数として実行されます。
秒 | s |
分 | m |
時間 | h |
日 | d |
sleepコマンドの使い方
時間単位を指定しないで停止する
- 単位の指定がない場合は秒数として扱われるため、
以下のコマンドを実行すると、3秒間停止します。
$ sleep 3
時間単位を指定して停止する
- 以下のコマンドを実行すると、5分間停止します。
$ sleep 5m
- 以下のコマンドでは300秒間停止なので、↑のコマンドの5分間停止と同じ結果が得られます。
$ sleep 300
- 以下のコマンドでは、1分30秒間停止します。
$ sleep 1.5m
複数の引数を指定して停止する
- 複数の引数を指定した場合は、指定した時間の合計時間停止します。
以下のコマンドでは、2分30秒間停止します。
$ sleep 2m 30s
- 以下のコマンドを実行すると、5時間5分停止します。
$ sleep 5h 5m