WindowsがインストールされたEC2インスタンスに、RDP接続する方法についてです。
結論を言えば、『Microsoft Remote Desktop』を導入するのがとても便利です。
思った以上に簡単に接続できました。
画像つきで、詳しく解説します。
※接続用のEC2インスタンスは作成が完了している前提でご説明します。

自己紹介:
この記事を書いている僕は、AWS歴2年ほど。
今までたくさんつまづいてきたので、問題解決したことを記事にしています。
Contents
EC2(Windowsマシン)にRDP接続する方法
下記の流れで見ていきます。
- まず確認すべき『4つのポイント』
- 手順①:App Storeに接続
- 手順②:『Microsoft Remote Desktop』のインストール
- 手順③:接続設定を追加
- 手順④:接続開始
- 手順⑤:ユーザー認証
- 接続終了方法
まず確認すべき『4つのポイント』
RDP接続の前提として、下記の項目にてそれぞれ準備が必要です。
- インターネットゲートウェイ
- ルートテーブル
- セキュリティグループ
- パブリックIPアドレス
- Windowsパスワード
インターネットゲートウェイ

インターネット経由での接続となるので、インターネットゲートウェイが必要になります。
EC2インスタンスの存在するVPCにアタッチしておく必要があります。
ルートテーブル

送信先「0.0.0.0/0」に対して、インターネットゲートウェイをターゲットとしたルート設定が必要です。
セキュリティグループ

- タイプ:RDP
- プロトコル:TCP
- ポート範囲:3389
- ソース:0.0.0.0/0
画像のとおり、RDP接続するのに必要なインバウンドルールを設定する必要があります。
パブリックIPアドレス

インスタンスにパブリックIPv4アドレスが設定されている必要があります。
インスタンス作成時に有効化できます。
作成時に付与しなかった場合は、Elastic IPを関連付けます。
Windowsパスワード
対象EC2インスタンスのパスワードを把握しておく必要があります。
インスタンス作成時に指定したキーペアを使って、マネジメントコンソール上から復号ができます。
手順①:App Storeに接続
上記のリンクに接続します。

こちらの画面が表示されました。
手順②:『Microsoft Remote Desktop』のインストール

ページに接続すると、『App Store.app を開きますか?』と表示されるので、開きます。

『入手』をクリックします。

『インストール』をクリックします。
認証画面が表示されたら、認証をお願いします。

インストールが完了しました。
続いて、『開く』をクリックします。

『Help us make your experience better?』と表示されました。
お好みですが、僕は『Not now』を選択しました。

『Continue』をクリックします。

『OK』をクリクします。

『OK』をクリックします。

無事、初期セットアップが完了しました。
手順③:接続設定を追加

『Add PC』をクリックします。

『PC name:』にEC2インスタンスのパブリックIPアドレスを入力します。

ほかは変更せずに、『Add』をクリックします。
手順④:接続開始

新規接続が完了しているので、こちらをダブルクリックします。
手順⑤:ユーザー認証

接続を開始すると、『Enter Your User Account』と表示されます。
Windowsのログオン情報でユーザー認証します。デフォルトのユーザー名は、『Administrator』です。
パスワードは、事前にマネジメントコンソールで復号しておいたものを使用します。


無事、接続が完了しました!
お疲れさまでした。
接続終了方法
接続終了方法は、主に3つあります。
- サインアウト(Sign out)する
- シャットダウン(Shut down)する
- ウィンドウを終了する
上記のとおりです。
サインアウト(Sign out)する
これでユーザログオフできます。
インスタンスを起動したままの状態にする場合などは、こちらの方法がおすすめです。

『Windowsメニュー』→『ユーザ』アイコン→『Sign out』をクリックします。
シャットダウン(Shut down)する
こちらの方法では、EC2インスタンスを停止できます。一旦、これ以上使用しない場合などはこちらで良いかと思います。
AWSマネジメントコンソールから停止するのと同じです。

『Windowsメニュー』→『電源』アイコン→『Shut down』をクリックします。

『Continue』をクリックします。
ウィンドウを閉じる
こちらからも接続を切断することができます。

RDPウィンドウの『閉じる』ボタンをクリックします。
まとめ
ずっとWindows PCで作業していたので、WindowsからWindowsへのRDP接続ばかり行っていました。
Macでもこんなに簡単に接続できるとは、接続してみるもんですね。
今回は以上です!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
素敵なAWSライフをお楽しみください。