Elastic IPの設定項目の1つ、『再関連付け』についてです。
AWSマネジメントコンソールにてElastic IP設定を見ていると、『再関連付け』という項目があります。
この項目は、どんなときに使うのでしょうか?
詳しく解説します。
自己紹介:
この記事を書いている僕は、AWS歴2年ほど。
今までたくさんつまづいてきたので、問題解決したことを記事にしています。
Contents
Elastic IP(EIP)の『再関連付け』
- EIPの『再関連付け』は、どこにある設定なの?
- EIPの『再関連付け』は、どんなときに使うの?
- EIPを実際に『再関連付け』してみる
- 既に関連付けられているEIPは、チェックOFFだと失敗する
- 関連付けのないEIPで、チェックONだとどうなるの?
上記の流れで見ていきます。
EIPの『再関連付け』は、どこにある設定なの?
Elastic IP(EIP)の『再関連付け』は、『Elastic IP アドレスの関連付け』設定の中で出てくる項目の1つです。
具体的には、対象EIPを選択した状態で、
『アクション』→『Elastic IPアドレスの関連付け』
をクリックしたときに表示されます。
画像の場所ですね。
拡大すると、こんな感じです。
EIPの『再関連付け』は、どんなときに使うの?
結論を言うと、以下のとおりかと思います。
効率よくEIPを付け替えたいときに使う。
『再関連付け』という名前のとおりですね。既に特定のEC2インスタンスに関連付けられているEIPのための設定項目です。
『再関連付け』のおかげで手間が省ける
本来、EIPの付け替えを行う場合、
- 既存の対象からの関連付けを解除する
- 別の対象に対して、再度関連づけを行う
上記のとおり、2ステップで作業を行う必要があります。
この設定のおかげで作業効率化が図れるというわけです。
EIPを実際に『再関連付け』してみる
既に特定のEC2インスタンスに関連付けられているEIPを、『再関連付け』を使って別のEC2インスタンスに関連付けてみます。
画像のEIPは、既に『10.0.0.181』のプライベートIPに関連付けられています。
『10.0.0.222』のプライベートIPアドレスに『再関連付け』します。
『再関連付け』のチェックボックスにチェックを入れます。
EIPの再関連付けが、正常に完了しました。
既に関連付けられているEIPで、チェックOFFだと失敗する
先ほどと同様に、既に他のリソースに関連付けられているEIPを選択し、『Elastic Ipの関連付け』を選択します。
同様に、『10.0.0.181』から『10.0.0.222』のプライベートIPに関連付け設定を変更します。
ただし、『再関連付け』のチェックはOFFにします。
画像のとおり、関連付けは失敗しました。
関連付けのないEIPは、チェックONだとどうなるの?
関連付けのないEIPでも、『再関連付け』の設定項目は表示されます。
この場合に、チェックをONにして関連付けをするとどうなるのでしょうか?
結論を言うと、問題なく正常に完了します。画像で見てみましょう。
特定のリソースに関連付けがないEIPを選択し、『アクション』→『Elastic IPアドレスの関連付け』を開きます。
『再関連付け』にチェックをつけます。
画像のとおり、この場合は正常に完了しました。
まとめ
最後にまとめます。
EIPの『再関連付け』とは、
効率よくEIPを付け替えたいときに使う。
というわけでした。
今回は以上です!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
素敵なAWSライフをお楽しみください。